二世 花柳壽楽 プロフィール

1918年生まれ。1932年、義兄の二代目花柳壽輔(のち壽應)に入門。
1937年、六代目尾上菊五郎の「日本俳優学校」を卒業。
1948年、初代花柳錦之輔を、1965年、二代目花柳壽楽を襲名、現在に到る。
1991年重要無形文化財保持者(人間国宝)の認定。
2003年芸術院会員。社団法人日本舞踊協会副会長。
2007年1月7日永眠。行年88歳。
本名:青山次郎(じろう)。
祖父について、ある方が『昭和15(1940)年から続けている創作の振付は作品数にして200曲に近い。60年に余る長い舞踊生活の中で、古典の正しい継承と創作に注ぎ込んだ情熱には、ただ頭の下がる思いがする。これも先師花柳壽應の薫陶と、六代目尾上菊五郎の俳優学校で身につけた実践的教養が原動力になっていると思われる。古典と創作とを均衡を保ちながら先へ進めるのは生やさしい仕事ではない。これを可能にしているのは謙虚な内省と進取の気性である』と書かれています。
また『「踊る」「教える」「つくる」のうち、どれか一つでもすぐれていれば日本舞踊家としてやっていくことができる。その点、あなたたちのおじいさんはそのどれをもバランスよくもっている稀なひとだ』と祖母がいいます。ほんとうにそのとおりで、祖父壽楽はぼくらにとって仰ぎ見るような存在でした。
ぼくたちは4歳になるころから踊りを教えられてきました。祖父に一貫して言われてきたのは「行儀よく踊る」ことだったように思います。踊りの「行儀」とはなにかを、ひとことで表現できませんが、いまは「教えられたことをていねいに踊る」、べつの言い方をすれば「(カラダが動くからといって)よけいなことをしない」ことだろうと思っています。



